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執筆者の写真森章郎

サンプルは大事に


今度の現場で採用する予定のフローリング. メーカーさんに依頼して色幅をいくつか

お願いしてサンプルとして取り寄せておいた.


そのおかげもあり打合せで採用する物も

決定して、使用する室に近い造作物の色合わせの

為に施工会社からメーカーにサンプルを依頼した

という、知らせがあった.


メーカーさんの担当者によると サンプルとしての物をそこまで沢山は用意して

おらず問合せがある度に製作している関係から、

時間もさる事ながら、金銭的、労力的にも

かかるがどうしましょうか、と相談を受けた.


少し前なら、間違いを無くす為、とか お互いに同じものを持っていないといけない、とか 前時代的な概念にとらわれて、簡単に新しいモノを 別途手配をしていたと思う.


でももうそんな風潮を刷新して、 どんな物でも大事にしようという時期にさしかかる中で 自分も設計者として出来る事はやりたい、という想いから

手元のサンプルを2等分して、 半分を現場色合せ用に送付する事にした.


このサンプルを使ってくれる事に想いを馳せて 作ってくれた人がいるのだから、それを大事にしたい.


今回の材料が空間となって仕上がる時が とても楽しみです.


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