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来期の指標 -「絞ル」

2 日前
読了時間: 2分


6期目のテーマとして「逸ル」を掲げて

モノ・コトへの探求と、逸る心持ちを大切に活動してきました.


日々の仕事を支えてくださる皆さま

連綿と繋がっていく思考と行動とともに

累々と積み重なる御縁に本当に感謝する日々です.

誠にありがとうございます.


そして、来たる新しい期の指標は


「絞ル」(シボル)


を掲げて活動します.


絞る、という表現からは、範囲を狭め

余分なものを削ぎ落とすことを先ず思い浮かべます.

けれど、この言葉を辿ると、もう少し豊かな意味が見えてきます.


例えば胡麻を搾れば、小さな粒に宿る油を摂り出す事ができて

日々の食卓にいろどりを供するものになる.


また日本酒は、米と麹、水を仕込み、時間をかけて醸された醪を搾る.

酒となった後の酒粕も、また別の形で暮らしに生かされていきます.


金属加工の「ヘラ絞り」は、一枚の板に少しずつ力を加え、器へと形づくる技術.

その内側には、何かを受け入れる新たな空間が生まれます.


「絞り染め」は、布を括り、染め残すことで文様を生み出す.

古来より続くその技が人々の生業となり、町の風景を育んでもきました.

それぞれの行い自体は異なりますが、素材を知り

力の加え方や時間を見極める営みがあります.


その積み重ねが技を磨き、ものを見る眼を養い

美意識を醸成してきたのだと思います.


来期の「絞ル」にも、こうした意味を重ねたいと考えます.



これまで蓄えてきた経験や思考、人や場所との関わりを

ひとつひとつの仕事に活かしていく.


その場所にある様々な様相をよく見つめ、必要ならば手を加え

あるいは削ぎ落とし、使う人の営みに届くカタチへと結実させる.


何を引き出し、何を残し、どのような景を与えるのか.

その判断の積み重ねが、仕事と自らの質を高め

その先に続く風景や時間を醸していきたいと思います.


来期も逸ル心持ちはそのままに...


仲間と共に、素材や場の持つ魅力と可能性を探りまくって、

その先に生まれるモノ・コトに向き合って参ります.



11月1日より、新たな期のスタートとなります.

これからもどうぞよろしくお願いいたします!




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