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建築模型の表現
先日、イベントに参加し 弊社が手掛けた住宅の模型を数点展示しました. 図面では伝えきれない建物のヴォリュームや、 光・内外の切り取り方などを実際の模型を見て 感じていただける機会になったかと思います. 右の写真は、今回の展示のために特別に制作した「ブラックペーパーモデル」です. 展示イベントのため 紙模型をひさびさつくってみて 空気を削り取っていく感覚を 再認識しながらブラックペーパーによる 表現の新鮮さもあいまって 少しは鑑賞に耐える物体ができたかな と思います. 黒いモデルは、光を反射しすぎず、内部の構成や開口部からの 光の差し方が強調され、建物のプロポーションや影の美しさが際立つため 空間構成の本質をストレートに伝えることができると体感しました. 来場された方々からも 「黒い模型は新鮮で、かえって空間のつながりがよくわかる」 と、大変好評をいただきました. これからも、模型という手法を通じて、 私たちの考える空間の魅力を多角的に表現していきたいと思います. #漆黒の #模型 #スタディ #papermodel #住宅模型 #イベント展示 #

森章郎
4月5日読了時間: 1分


素材の表情を操る「ビシャン仕上」
建築材として欠かせない石材. その表面に施される様々な加工の中でも、今回は特に「ビシャン仕上」に注目したいと思います. ビシャン仕上とは 石の表面に小さな凹凸をつけることで、独特のざらりとした質感と滑りにくさ(ノンスリップ)を生み出す技法です. 光の当たり方で表情が変わり、石本来の重厚感や自然な力強さを引き出してくれます. 先日、石材加工の工場を視察する機会があり、熟練の職人さんが、特殊な工具を使って石を加工する様子はまさに職人技. 写真は、ビシャン仕上げに使われる工具の先端のビットです. 古くからは手加工でびしゃん仕上をしていたのですが、 時代の流れか電動工具の先端ビットによって高速で石の表面を叩くことで あの独特な凹凸が生み出されるのです. これらの道具を駆使して、素材が持つ無限の可能性と、 それを引き出す職人技、そして道具の奥深さを改めて感じた一日となりました. #石材加工 #ビシャン仕上げ #建築デザイン #職人技 #工場見学 #現場を見る

森章郎
2月26日読了時間: 1分
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